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ケン・ジョセフ『隠された聖書の国・日本』2008.08.04 Monday
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会社の朝のスピーチでこの本が取り上げられ、興味を覚えたので読んでみた。日本にキリスト教を伝えたのはザビエルだというのは間違いであって、原始キリスト教である景教が、古代から実在していたという。聖徳太子も景教徒であり、京都は国際都市だった。仏教も大いに景教の影響を受けている。。。と続く。どう見ても著者の憶測にすぎない記述も多いが、確かに16世紀までキリスト教が伝わっていなかったというのは不自然に感じた。
以前、千玄室(当時は宗室家元)に「お茶の儀式は多分にキリスト教と似ているんですよ」とうかがったが、その話も本書には触れられていた。それもあり、本書の内容はもっと日本で話題になっていいのだろうと思う。日本のキリスト教は、カトリックとプロテスタントが主流で、東方系が少数派だから注目されないのだろうか?
娘の中学の関係で、4月から月1ペースで久我山の教会礼拝に出席している。日本は独特の文化を持つほぼ単一民族の国だと思っていたが、本来もっと多様性を許容できる民族なのではないか(八百万の神?)と思う今日この頃である。
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